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高熱のわけ・・4

私が以前主治医からたった1度だけ葛根湯の処方を受けた事があります。
この時も熱が上がってひどい吐き気がしました。
熱が在ると言うと、看護婦さんがすぐ点滴のベッドに寝かせてくれました。
先生はそのベッドまできて診察してくださいました。
カルテをベッドにおいてひざまずいて診察していました。この時も感動しました。
その優しい診察に涙が出そうに成った事を覚えています。
いつもの淡々とした診察では無く、弱っている私を気遣って優しい声で話して下さいました。
 結局熱が高すぎて看護婦さんの勧めで入院したのですが、吐き気がすごく漢方薬が飲めません。その事を伝えると先生は大丈夫半夏を入れとくから吐き気は収まるよとおっしゃいました。
月曜日には私がいるから其れまで入院していなさい。と命令口調でしたが、その言葉に自信と責任を感じすごく心強く全てを任せたいとまで思いました。基本的に私は命令されるのが嫌いなのですが、それだけの人物に命令される事は悪い気がしないものです。
全ては相対的価値なのでしょう。
葛根湯加半夏。入院翌朝には普通に置き上がり、日曜日を挟んで月曜日には回診前の朝の8時ころ部屋に先生が立ち寄って下さいました。私はもう仕事の打ち合わせを電話でしていました。
先生はその姿をみて、にっこり笑って直った様子を確認して部屋を出て行きました。
 ここにも一人本当の治療者があった事を記しておきます。
結局高熱のわけは、この升麻葛根湯の薬方のせいだったのです。
これをめんけん作用と言うかどうかは分りませんが、結構野蛮な処方の部類では無いかと思います。私は日ごろは陰虚証の類なので、こういう強い処方は予後としての調理(漢方用語で病気の予後に養生として用いる処方を示す)が必要に成ってきます。
 前述の近くの漢方医は4日後に又来るように言っておりましたので、私はこの調理を期待し出かけていきました。高熱と発汗、食事は2日間まともに取っていませんので歩くのもやっとのふらふら状態です。それに気逆がまだ残っています。
きっと今度は腹診をとって捕剤か気剤が出るだろうと思っていました。
 所が診察になると、経過を聞かれ脈を取っただけでもう風邪の邪は抜けたのでこれで結構です。と言われました。
私は別の漢方の医師に掛かっている事を告げたのがいけなかったのかも知れません。
初診の時の目とは明らかに違う強くて、厳しい光がありました。
 まだふらふらするのです。ビタミン剤の点滴をお願いしましたが、厚生省の認可が今は出ていないので、ダメだといわれ、それでは補剤を出してくださいと言ってやっと補中益気湯が出ました。実は補中益気湯は家に在庫があるので必要なかったのですが、患者として何かアクションを起こしたい気分だったのです。
私はそれだけ辛いんだと言いたかったのかもしれません。
補剤だけじゃ今の状況は直ぐには良くならない事は自分の経験で知っていたので、子宮内膜症の折、何時もフェジンの点滴のみを施行して頂いていた近所(夜8時迄営業している)の西洋医のところへ行きました。ここで栄養剤を500ml点滴してもらいやっと一息つけました。なんだそれならば最初からここにくれば良かったな、もう良いですよ、と言われるためにだけ会社を半日休んで行くほど社会人は暇ではないのです。ちょっと残念な経験でした。 つづく

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