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11年にして

 先日は、某医学会の合宿に参加してきました。

私の主治医にほれ込んで、この先生の下で勉強したいと思ったのがはるか11年前のことです。
当時の私は当然患者でした。

色んなことがありました。

先生は黙って私を見てきてくれました。
私のことを記憶していてくれました。

相当ヘンな患者だったと思います。

その先生と宴会の時、一緒に御酒を飲みました。
深い話しが沢山出来ました。

患者の私を、医療従事者として認めてくれていることが解りました。

先生の個人的な医学の勉強会の参加が許されました。
君の実績だよ。
諦めないで求めたからだと言ってくださりました。

先生は凄い先生です。

私は来年心理療法師の資格をとるため大学で学ぼうと決心したのです。

| 医師との出来事 | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

葛根湯の認識不足

今日は主治医の診察日、札幌はお天気の割に寒くって、虚弱な私にはストレスです。

 主治医への恒例に成っている、処方の経過を記した紙を渡し、状況の把握をお願いしました。
風邪の経過もあって結構な長文になってしまいました。
先生ははたして、そのことについてどう思われているのか疑問です。
処方の経過には、自分で勝手に処方を変えたりもしているので、了見の狭い医者ならば逆鱗に触れること請け合いです。

 先生はいつも何も言わず、淡々と文章を拾われていきます。
本心はどうなんでしょうね。

 升麻葛根湯を飲んで熱が上がった事でびっくりしたと言うと。
葛根湯自体が身体を温めて熱を上げるからね。と言われました。
ええええ、葛根湯も熱を上げるんですか?
知らなかったです。

 私の手持ちの漢方の本には、身体を温めるとは書いてありますが。熱まで上げるとは書いてなかったような気がします。見落としていたのか分りませんが、私の認識不足でした。

ここで訂正しておきます。
葛根湯も身体を温め熱を上げる薬でした。

| 医師との出来事 | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

高熱のわけ・・最終回

その後もどうしても気逆の状況が残っています。足が冷たく、みぞおちの当たりに動悸を触れます、夜は寝つきが悪く悪夢ばかり見ます。ああやっぱり気逆だよなあ。
気剤として最初に浮かんだのが柴古剤でしたが、いいのがあるかどうか忘れていたので
取り合えづ令桂述甘湯を飲みました。その間に又本を取り出し調べる事にしました。
手持ちに柴胡桂枝乾姜湯が合ったのを思い出しこれを調べてみるとどんぴしゃでした。
寺澤先生の和漢診療学によると、太陽病気に治療として行った発汗により表症はとれたが治癒に至らず、肝の陽気の病的過剰と津液の不足をきたした状態。気虚・気逆の症状と心の陰液の不足の症状を伴う。顔面の紅潮、唇の乾燥、脈は弱く弦、舌は舌先が赤く、白苔がある。腹は軟弱で軽度の胸脇苦満があり、臍上悸が見られる。下肢の冷えを伴う。
と記されてあります。全てが全てでは無いのですが、赤字の部分は全て当たっています。
これを飲む事にしました。
柴胡桂枝乾姜湯は私が欝の時の処方です。私の体質を良く見極めた処方であったことがいまさらながら良くわかりました。医師は短い診察の中で一瞬に検索をかけて処方を決める
凄い記憶力ですね。
あとは補中益気湯を加えて私の調理は決定しました。
相変わらす、脈が分らないのが残念です。
 高熱の時漢方医が出したがる方剤に地竜(みみず)があります。竜と言う字が凄いですね。
主治医も2度ほど出そうとした事がありました。保険が利かないので結局処方される事は無かったです。みみずと言うとみんなビビルと思っている先生が多いみたいですが、私の場合祖母がミミズを干して煎じていたのを知っていたので、別に驚く事ではありませんでした。今回の風邪の処方をした先生も地竜を出すか?とだけ言いましたが、結局私の答えも聞かず、自分から打ち切ってしまいました。「みみずなんだけどもね」と言ってましたが、これは主治医も使った手でした。
要するに、お客さんをビビラせて反応を楽しむようです。
決して出てきた事のない、幻の処方です。
私はと言えば、なんのリアクションもしませんので、医師達にしてみれば面白くないお客さんだったかも知れません。
高熱の時、今度は是非所望して試してみたいと思います。主治医曰くカレーの味がするそうです。
 
 



| 医師との出来事 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

高熱のわけ・・4

私が以前主治医からたった1度だけ葛根湯の処方を受けた事があります。
この時も熱が上がってひどい吐き気がしました。
熱が在ると言うと、看護婦さんがすぐ点滴のベッドに寝かせてくれました。
先生はそのベッドまできて診察してくださいました。
カルテをベッドにおいてひざまずいて診察していました。この時も感動しました。
その優しい診察に涙が出そうに成った事を覚えています。
いつもの淡々とした診察では無く、弱っている私を気遣って優しい声で話して下さいました。
 結局熱が高すぎて看護婦さんの勧めで入院したのですが、吐き気がすごく漢方薬が飲めません。その事を伝えると先生は大丈夫半夏を入れとくから吐き気は収まるよとおっしゃいました。
月曜日には私がいるから其れまで入院していなさい。と命令口調でしたが、その言葉に自信と責任を感じすごく心強く全てを任せたいとまで思いました。基本的に私は命令されるのが嫌いなのですが、それだけの人物に命令される事は悪い気がしないものです。
全ては相対的価値なのでしょう。
葛根湯加半夏。入院翌朝には普通に置き上がり、日曜日を挟んで月曜日には回診前の朝の8時ころ部屋に先生が立ち寄って下さいました。私はもう仕事の打ち合わせを電話でしていました。
先生はその姿をみて、にっこり笑って直った様子を確認して部屋を出て行きました。
 ここにも一人本当の治療者があった事を記しておきます。
結局高熱のわけは、この升麻葛根湯の薬方のせいだったのです。
これをめんけん作用と言うかどうかは分りませんが、結構野蛮な処方の部類では無いかと思います。私は日ごろは陰虚証の類なので、こういう強い処方は予後としての調理(漢方用語で病気の予後に養生として用いる処方を示す)が必要に成ってきます。
 前述の近くの漢方医は4日後に又来るように言っておりましたので、私はこの調理を期待し出かけていきました。高熱と発汗、食事は2日間まともに取っていませんので歩くのもやっとのふらふら状態です。それに気逆がまだ残っています。
きっと今度は腹診をとって捕剤か気剤が出るだろうと思っていました。
 所が診察になると、経過を聞かれ脈を取っただけでもう風邪の邪は抜けたのでこれで結構です。と言われました。
私は別の漢方の医師に掛かっている事を告げたのがいけなかったのかも知れません。
初診の時の目とは明らかに違う強くて、厳しい光がありました。
 まだふらふらするのです。ビタミン剤の点滴をお願いしましたが、厚生省の認可が今は出ていないので、ダメだといわれ、それでは補剤を出してくださいと言ってやっと補中益気湯が出ました。実は補中益気湯は家に在庫があるので必要なかったのですが、患者として何かアクションを起こしたい気分だったのです。
私はそれだけ辛いんだと言いたかったのかもしれません。
補剤だけじゃ今の状況は直ぐには良くならない事は自分の経験で知っていたので、子宮内膜症の折、何時もフェジンの点滴のみを施行して頂いていた近所(夜8時迄営業している)の西洋医のところへ行きました。ここで栄養剤を500ml点滴してもらいやっと一息つけました。なんだそれならば最初からここにくれば良かったな、もう良いですよ、と言われるためにだけ会社を半日休んで行くほど社会人は暇ではないのです。ちょっと残念な経験でした。 つづく

| 医師との出来事 | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

高熱のわけ.・・3

ここで是非書き記したいことは、前の病院では寒いレントゲン室に入れられM治療院ではこの手厚い治療です。何がここまでの差をつけるのでしょうか?私は本当に考え込んでしまいました。医療って言うのはいったい何なのでしょうか?
私が出した結論は医療者が病気と言うものを理屈を超えて知っているか知らないかの境で差が出るのではないかと思いました。
と言うより、病気を本当に知っている者だけが本当の治療者になる資格があるのではと思いました。
私自身が病弱ですから、どんな時何をどうしたいか、どうされたいか知っています。
寒い時はぬくもりを、痛いときはその和らぎを、しんどい時は話す気力もありません。場合によっては声も出ないこともあります。黙っていてもその状態を察してくれることを望んでいます。
治療者の問診にうまく答えることも出来ないことだってあります。
M先生はすべてを満たしていました。良くぞこんな大先生にめぐり合えたものだと思いました。
 家に帰るとかなり元気になっていました、熱はもう平熱です。気になっていたので漢方の本を出して、升麻葛根湯を調べてみました。葛根湯ではなく升麻葛根湯でした。名前が似ていても作用は違ってくるので、興味津々で本を紐解くと、なんとこの薬は、熱を上げるに良いだけ上げきって、邪を外に追い出す作用があると書いてありました。
目から鱗とはこの事で、熱があるのに発汗していたのも頷けます。葛根湯は発汗しにくいのを発汗させますが、熱を上げる働きはありません。ところが升麻葛根湯となると熱を上げる力があるのです。風邪の熱はみんな悪者として捕らえますが、熱はもともと免疫作用ですから、無理やり熱を下げることは決していいことではありません。
果たして39.3度の熱が臨界点だったかどうかわからない内に解熱剤を飲んでしまいましたが、最初にこの事の説明があれば、私は解熱剤を飲んだりしなかったでしょう。
37.1度という中途半端な終わり方ではなく、綺麗に病邪はとれたかも知れません。
ちょっとその事は残念に思いましたが、M先生の腕を改めて経験出来たのでこれで良かったのでしょう。
                                 つづく

| 医師との出来事 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |

高熱のわけ・・2

薬局では、熱が38.5度以上でたらこちらの解熱剤を飲むように言われました。
昨夜で熱が38度なのだし、漢方を飲めば熱も下がると思い、薬剤師の言葉に違和感を少し感じながら、帰途につきました。
家に帰るともう日も暮れ早速漢方を服用し床につきました。2時間後熱を測っても依然として38度を上回っています。まだ薬量がたりないんだなあと思い
食欲はまったく無いので、次に2包目を飲みました。その後2時間たったので熱を計るとなんと、下がるはずの熱がどんどん上がる一方で、39.3度まで上がっています。
うげ〜なんだこの高熱は、やっぱり葛根湯は怖い、日頃私の体質を知らない医師が処方するとこんな事になるのかあ、と思い少しがっかりしながら、しぶしぶ解熱剤を飲みました。でもちょっと気になることがありました。
熱があったにもかかわらず、発汗しているのです。結構な量の発汗がありました。
変だなあとも思いました。発汗しているので当然熱は下がるはずなんですが・・
解熱剤が功をそうしたのか、朝方には37.1度まで下がっていました。
でもまだ平熱ではないし、脈が浮いています。
脈が浮いているのはまだ病邪が体にある証拠です。
気逆もあるようで胸がつかえて食欲がありません。
こういう時はM治療院だ!と思い早速治療を受けに行きました。
M先生は顔をみるなり、どおしたのと言いました。
昨晩熱が39度超えました。漢方飲んだけどまだ平熱になりません。とだけ伝えました。
治療台には、温熱のホットパットが用意されています。
てきぱきと体をタオルでくるんで、遠赤外線で足を暖め(そう気逆のせいか足が冷たいんです)珍しくM先生が脈をとりました。
両手の脈診です。
三本の指に交互に力を入れて体の状態を探ります。
これができるとなあ、私は脈が浮いていることと早いこと位しかわからないのに、先生は今どんな情報を得ているんだろうなあ。うらやましいなんて事をかんがえながら、治療を受けていました。
M先生はああまだ病邪が残っているわねえ、(やっぱしね、私の見立てと同じだ)とひそかに悦にいりながらも先生に質問しました。
脈が弱いんですか?いや出たがっているのよ。なんていうのかとんがっているのよね。
はあ邪が外に出たがっているんですね。
肺系は虚していて腎に邪があるから、これは悪質な風なのよ、汗が出にくいから汗を出す治療をしましょう。
若い人だったらどこに鍼を刺しても、多少変なところに鍼をさしても、効くのだけれど、
年寄りや体の弱い人は間違ったところに刺すと大変なのよ。
経験がものを言っているお言葉です。そういえば、漢方の大家、故細野史朗先生の鍼の失敗談を読んだことがあります。
汗が出にくかったことをぴたりと当てました。すごいなあ、ほんとにすごいなあと関心至極で、言葉を続けようとする私は先生に病人だから大人しくしてなさいとしかられてしまいました。(笑)
その後鍼を抜いたあとも、少しこうして寝ていると汗が出始めるから、診察台の上で寝ていて下さいといわれました。時間こそ長くは無いですがいわゆる入院状態です。
鍼灸院に入院なんて考えてもいませんでした。
からだが冷えないようにおくる身になった状態でしばし仮眠を取って退院です。
                                 つづく

| 医師との出来事 | 17:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

高熱のわけ・・1

日曜日(4月9日)の晩から熱(37.6度)が出ました。日中お茶会に借り出され、裏方を務めたのですが、先生が風邪を引いていました。狭い裏でみっちりと先生と対峙して、みっちりと風邪菌を培養したようです。帰途につく頃はもうだるさが出ていました。
風邪の初期は何時もは桂麻各半湯なのですが、今回は喉がさっぽり痛くありません。
発熱・悪寒・背中から首にかけての懲り・腰、下肢の疼痛・腹部に圧痛・脈浮数・動悸があって不眠
これが初期の症です。
太陽病、明らかに葛根湯症を呈しています。
でも以前症を読み違え、葛根湯を飲んでひどい目を見たので、葛根湯を遠巻きにみながらもほかの手持ちの漢方薬を飲んでみました。
そもそも日頃陰虚症の私の手持ちの漢方薬は、今回の症に適合しているものは無いのです。
それでも、太陽病を目標に桂麻各半湯を飲んでみました。少しは汗は出ますが、熱は上がるばかり、腹部の痛みを目標に絶対に違うなあと思いながらも附子湯を飲みした。
汗は一向に出ません。ぼんやりとこの腹部の痛みは腸が冷えているというより、気がつかえて圧迫しているものだから、附子じゃだめなんだよね〜と思ったりして頭は冷静に現状を分析していました。
やっぱり葛根湯だよなあと思いましたが、どうにも手が出ません。
日頃胃腸が弱いので、今症を取ってもそのあとが不安だからです。
明日は病院へ行こうと決めました。
 この日は復帰された主治医は病院には出ていない日でした。
仕方なく別の漢方医のところへ行きました。腕は知っています。
待合室で待っている間、熱が上がってきました。
頼み込んで何処かで横にならせて下さいと言うと、熱を測ってからと言われました。
こんな時、主治医の病院はすぐ点滴のベッドで休ませてくれるのに・・・
37.9度ありました。通されたのが、レントゲン室でした、これがまたものすごく寒いのです。
よく見ると籠の中にタオルケットが入っていたので、かってに拝借してぐるぐる巻きにしてやっと暖を取りました。
 呼ばれて診察、熱が高いのでインフルエンザの検査を進められました。
抗生物質はヤダと言うと、抗生物質の説明をしてくれました。熱があるのでほとんど頭に入っていません。それでは漢方でと言うわけで、話をしているうちに処方は決めていたようで、もうカルテに処方が書き込まれています。
解熱剤として小児用の西洋薬も処方されました。
 脈診も腹診も取りません。舌診だけで症を把握しているようで、凄腕だなと思いました。カルテを見ましたが葛根湯と桔梗湯の字を読み取ることができました。インフルエンザの結果が出るまでまたレントゲン室でということでぐるぐる巻きになっていました。
 また呼ばれ、漢方の説明を楽しみにしていたのですが、インフルエンザが陰性だったので医師からの説明はありませんと言われ、お楽しみの漢方の説明が省かれてしまいました。
                                つづく

| 医師との出来事 | 21:22 | comments(0) | trackbacks(0) |

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